ふくしまサイエンスコミュニケーター養成講座は、放射線に関する基礎知識を習得し、原子力災害を経験した福島の状況を理解するとともに、それらについて対話を通じて他者に伝える能力を養成することを目的とした、高校生以上対象の人材育成科学講座です。
環境創造センター交流棟「コミュタン福島」では、原子力災害を経験した福島の状況等を他者に伝えられる人材の養成を目的とした「ふくしまサイエンスコミュニケーター養成講座」(全12回)を今年度も開講しています!講座の様子は特設ウェブサイトよりご覧ください。
●日程
令和2年8月9日(日)~令和3年3月7日(日) 全12回
●会場
福島県環境創造センター交流棟「コミュタン福島」(田村郡三春町深作10番2号 田村西部工業団地内)
※プログラムの一部に現地視察や東京都内での発表を含みます。
●内容
福島県内在住の高校生や大学生、一般の方々を対象とした年間講座です。
グループディスカッションや現地視察などを通じて、放射線や福島の現状に関する知識を深めていきます。サイエンスコミュニケーション活動の企画及び実践も予定しており、受講生自らの発案による企画に基づき、東京都内で「ふくしまの今」を発信し、様々な立場の人々が「ふくしまの未来」をともに考える機会を創出します(詳細はチラシをご覧ください)。
「学んで深めよう、考えよう、発信しよう」をテーマとして、福島大学・岡田努教授の協力のもと、令和元年6月から活動を開始。様々なバックグラウンドを持った高校生11名・大学生2名・一般7名が受講しました。東日本大震災後の様々な情報・施設を活用して、放射線や福島に関する知識を拡げるとともに、科学コミュニケーション活動を実際に企画・実践しました(全11回開催)。
サイエンストークの聴講 | 廃炉資料館の見学 | 科学コミュニケーション活動の実践 |
令和2年1月11日(土曜日)に東京都・日本科学未来館において、情報発信イベント「”ふくしま”を知ろう!」を開催しました。本講座の受講生が県内生活者としての立場から、環境創造センターの研究員が専門家としての立場から、”ふくしま”に関する科学コミュニケーション活動を実施し、来場者の皆さまとともに”ふくしま”の未来を考えました。
開催チラシはこちら[JPGファイル/199KB]
受講生によるブース展示 | 研究員によるサイエンストーク | 集合写真 |
福島県内に住む高校生・一般の方と、福島県内を研究のフィールドとする専門家が、それぞれの立場から”ふくしま”の今を発信!
原子力事故後の福島県の環境はどうなっているの?そもそも放射線ってなに?新しい時代のエネルギーってなに?…など、ふくしまに関する様々な疑問に、生活者の目線・専門家の目線からお答えします。
ご来場先着100名様には、「ふくしまのお米」をプレゼント。入場無料(※)、入退室自由です。皆さまお誘いあわせの上、ご来場ください。
(※)日本科学未来館常設展への入場は別途料金が必要となります。
○日時 令和2年1月11日(土曜日) 14時00分から17時00分まで
○会場 日本科学未来館 7階 コンファレンスルーム木星(東京都江東区青海2丁目3-6)
○内容
<高校生・一般による対話ブース>
◆14時00分から17時00分まで(同時開催、入退室自由)
テーマ1)放射線の基礎に関すること
テーマ2)原子力発電や廃炉に関すること
テーマ3)復興と食の安全に関すること
テーマ4)再生可能エネルギーに関すること
テーマ5)高校生が調べたこと
<専門家によるサイエンストーク>
◆14時20分から14時50分まで
原子力災害後の福島県に住む野生動物〔福島県〕
◆15時10分から15時40分まで
環境動態研究から考える福島の今とこれから〔日本原子力研究開発機構(JAEA)〕
◆16時00分から16時30分まで
再生可能エネルギーを通して見えてくる福島復興の未来〔国立環境研究所(NIES)〕
○問い合わせ先
福島県環境創造センター交流棟「コミュタン福島」
TEL:0247-61-5721 FAX:0247-61-5727