高校生を対象に、化学物質のリスクや、事業者と地域住民との相互理解、リスクコミュニケーションについて学んでいただくために開催しました。
本事業は当センターと福島県立小高産業技術高等学校との協働により実施し、同校産業革新科環境化学コースの生徒16名や教員、行政関係者の参加をいただきました。
化学物質アドバイザーの河合直樹氏には、化学物質による事故や公害の紹介、化学物質の危険性やリスクについてクイズを入れながら分かりやすく御説明いただくとともに、トルエンを使用する作業環境を想定して、生徒にトルエン濃度の測定を行っていただきました。また、測定結果から「許容できる濃度なのか」、「健康リスクを下げるためにどうすればいいか」について、生徒同士がグループワークを行いそれぞれ意見を出し合いました。
参加した生徒からは、「漠然と危険だという事は分かっていたけど、より詳しく知ることができた」「今後の学校の授業や実習に活かしていきたい」「会社で起こる様々なリスクを話し合って解決することに活かしたい」などの感想が寄せられ、今後の学習や社会活動につながる取組となりました。
1 主催
福島県環境創造センター
福島県環境創造センターと福島県立小高産業技術高等学校との協働取組により実施
2 日時・場所
平成31年1月28日(月曜日) 13時30分~15時00分
於:小高産業技術高等学校
3 講師
化学物質アドバイザー 河合直樹 氏
4 受講生徒
福島県立小高産業技術高等学校 産業革新科 環境化学コース1、2学年
5 内容
・講演 「化学物質のリスクを考える」~製造現場における化学物質管理の実際~
・グループワーク